ブースターブリッツというゲームをご存知でしょうか。
ドラフトやシールドと同じく、開封したてのブースターパックを使って行うゲームです。
ですが、使うのは1パックのみ。
これだけ手軽なゲームですが、面白いのでしょうか。
断言します。メチャクチャ面白いです。
カードショップに買い物に行ったけどデッキ持っていないときや、大会のラウンド間で時間が空いたときにピッタリのゲーム。自分の場合は、マジックフェストのサイドイベントで得たパックを使って友達とブースターブリッツして遊ぶのが好きです。
今日は「ブースターブリッツ面白いよ!やろう!」というお話。
ブースターブリッツのルール
ブースターブリッツの詳細なルールは下記記事を参照ください。
端的に言うと、
・開封したパックのカードから3枚のデッキを4つ作って4本勝負
・先に構築が終わったほうが1本目の先手後手を選べる。
・初期ライフは5。無限マナ。ライブラリーアウト負けなし。
です。
こう書くだけでも非常にシンプルですね。
ブースターブリッツの面白いところ
①構築が奥深い!
まずはパックを開けて、ヨーイドンで構築スタートです。
このゲームでは○○○(詳細は後述!)が頻繁に起こるので、先手を取ることが重要になります。
一方、3枚×4デッキの組み合わせは結構な数になるので、じっくり考えたいところ。
このあたりの塩梅が毎回悩ましいポイントです。
また、構築の速さを競うゲームは実はマジックではあまり類を見ません。このあたりも新鮮で面白いポイントです。
②対戦が盛り上がる!
このゲームではあることが頻繁に起こります。
1ターンキルです。
何と言っても初期ライフが5しかありません。ハンドに5/5速攻のクリーチャーがいて、その攻撃が通れば問答無用でゲームセット。
逆に、1キルできるデッキを握ってウキウキしていたら、相手の1キルデッキに先にやられました・・・というギャグみたいな展開が多発します。
こちらの1キルが通れば梨汁脳汁ブッシャ―し、相手の1キルを食らえばおいおいウソだろと叫ぶ・・・いずれにしても圧倒的出オチ感が楽しめます。いやこれがホント盛り上がるんだ。
もちろん1キルばかりでなく、クリーチャーを並べてにらみ合い、コンバットトリックを駆使して雌雄を決するゲーム展開もあります。
なにせ無限マナですから、唱えたい呪文は全部唱えられる、それでもあえてハンドに残しているのはなぜ?みたいな読み合いも起きます。深い。
③とにかく手軽!
構築~対戦まで全部通しても5~10分程度で終わります。使うものも1パックのみと、何かのついでに本当に手軽に遊ぶことができます。開封のついでに遊んでも良し、このゲームのためにモダマスのような高額パックを買っても良し。
それでいて本当に楽しい、非常にコスパの良いゲームです。
構築のコツ(というほどのものでもないが・・・)
ここからは構築に関するちょっとしたコツのようなものです。
まず使わないカードを除こう
パックにもよりますが、大体のパックにはカード14枚、基本土地1枚、トークン1枚が入っています。内容を確認したら、このゲームで使わないカードを除外するところから始めます。
土地・ドローやサーチ・不確定カウンターです。
例えば、あなたが仮に「ゼンディカー」を剥いていて《沸騰する小湖》が出たら大喜びでしょうが、ブースターブリッツではライフを1点払うだけで何もしません。そっとストレージにしまいましょう。
↑「ありませんでした」「そりゃそうだろ!」
不確定カウンターも同様です。無限マナなのでカウンター見てから支払い余裕でした。
↑記憶にある限り2、3回はやらかしている。うん。
1キルを見つけよう
1キルできるカードや組み合わせを見つけます。5/5速攻や本体5点なら1枚で勝てますし、4/4のクリーチャーと+1/+1速攻を付与するコンバットトリックという組み合わせもあります。
↑何と後手でも1キルできる超凶悪カード。禁止改定が待たれる。
これがあるとデッキが決まりやすいです。必要なパーツ以外は他のデッキからあぶれたカードを加えればOK。
ブースターブリッツの華ともいえる派手な1キルを決めちゃいましょう。
1つは捨てることも
運良く4つとも強いデッキを組める場合もありますが、逆に必要なカードが足りないこともあります。
そのような場合、無理に4つに戦力分散せず、1つは捨てて、残り3つで2勝1分け以上を目指すことも考えます。
運次第で相手の1キルデッキを捨てデッキで回避することもできます。そのあたりも考えつつ組んでいきましょう。
意外なカードが強い!?
普段構築では見ない意外なカードが強いことがあります。例えば、3マナで2枚ディスカードさせるカードはリミテッドでも入るか入らないか怪しいところですが、このゲームにおいて先手で撃てれば対戦相手が悶絶すること間違いなし。
こういうことが起こるのもまたブースターブリッツの魅力の一つですね。
おわりに
以上、ブースターブリッツについて、簡単にですが書いてきました。
こればかりはマジで百聞は一見に如かず。ぜひやってみてください。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。