MTGアリーナでは、プレミア・ドラフト『イコリア:巨獣の棲処』開催中です。
もう一つ、『イコリア』で忘れてはならないのが言わずもがな「相棒」です。
相棒それ自体は初手が一枚増えるようなものであり、とても強力なカードです。しかし、相棒自体は全てレア以上なので、あまりお目にかかれません。加えて、ピックできたカードのみしか使えないドラフトでは、相棒特有の構築制限が強く作用します。
今回、1-1(1パック目の初手)で《空を放浪するもの、ヨーリオン》をピックしたことから、ヨーリオンを相棒に指定したドラフトデッキでリーグに潜ることになりました。
※相棒に指定せずにデッキに投入することも可能です。その場合、通常通り最低40枚のドラフトデッキで戦うことになります。
その結果がこちら。
緑抜き4色ヨーリオン(ドラフト・デッキ):5勝3敗
最低60枚でデッキを組む場合、40枚(呪文23枚、土地17枚)を60枚(呪文35枚、土地25枚)に置き換えて計算します。ドラフトでピックできるカードは45枚なので、ピックしたほとんどのカードをデッキに投入することになります。
サイクリングを含むドローサポートで多少は緩和できていますが、40枚のデッキと比較すると狙ったカードを引ける可能性は低く、また平均的なカードパワーも下がります。
そうまでしてヨーリオンを相棒に指定するメリットはあるのでしょうか。
①本体のサイズ
5マナ4/5飛行と、リミテッドで脅威となるサイズ+回避能力を持っています。それを毎ゲーム安定して唱えることができるのは大きなメリットといえるでしょう。
②能力
望む数のパーマネントをブリンクできます。通常、ETB能力を再利用してアドバンテージを稼ぐために使われますが、『イコリア』のカードプールではあまりブリンクして嬉しいカードがありません。
今回のデッキでも、《霜のオオヤマネコ》を再利用する、《捕獲球》を他のクリーチャーに張り替える、程度の使い道しかありません。
能力でアドバンテージを稼ぐ構築にできないのが惜しいですが、毎ゲーム必ず大型フライヤーが初手にあるだけでも十分でしょう。
ドローサポートが何枚かあるにも関わらず何度か強烈なマナフラッドに悩まされました。もう少しサイクリング持ちのカードがピックできていれば解消できたと思います。サイクリング持ちなら色関係なく投入可能です。
他の相棒も試してみたいですが、ピックできるか否かは運次第。また来てくれることを祈っています。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。