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マジック:ザ・ギャザリングで遊び倒す話を延々とする

Vol.58【ヒストリック】ミシック到達!シミック・ストンピィ紹介

ランク戦ヒストリックBO3でミシック到達しました。
使用デッキは「シミック・ストンピィ」です。

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ゲームスピードの速さと高い勝率で約1週間での到達となりました。
今回は、そんな「シミック・ストンピィ」について書いていこうと思います。

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注意! 2019/12/12追記
ヒストリックでは《むかしむかし》《死者の原野》《夏の帳》《王冠泥棒、オーコ》が一時停止とされ、12/13のアップデートを持って一時的に使用不可となります。

mtg-jp.com本記事で紹介するシミック・ストンピィも一時停止によってキーカードを失い、下記の通りのデッキが組めなくなります。予めご承知おきください。


 

 

 

 

■デッキ成立の経緯

 「エルドレインの王権」発売後のヒストリックでは、
シミックフード
・原野ランプ
・グルールアグロ
が3大勢力といえる状況です。

これらのデッキはじゃんけんのような3すくみの関係にあります。
(原野ランプ>シミックフード>グルールアグロ>原野ランプ>・・・)


そこで考えました。
「原野ランプに強いシミックフードがあれば、原野ランプとグルールアグロ両方に強いデッキになるのでは・・・」

まるでじゃんけんの「無敵の手」を作るような感覚です。 
・原野ランプに対抗するためにデッキスピードを上げる
・グルールの序盤の攻勢を変わらず受け切ることができる
シミックフード相手にも盤面での優位を握ることができる
この3つを成立させるために考案したのが、
シミックフード+鉄葉ストンピィのハイブリッド=「シミック・ストンピィ」です。

目論見通り、
・原野ランプ相手には《死者の原野》のトークン生成前に殴り切ることができる
・グルールアグロ相手には3マナ4/4以上の生物を押し立てることで盤面を保てる
シミックフード相手にも3マナ4/4以上の生物で盤面を構築できる
デッキとなり、3大勢力相手に互角~優位なゲームを展開していくことができました。

 

■デッキ構成

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【メインボード】
○土地
・《森》12枚
・《内陸の湾口》4枚
・《繁殖池》4枚
1マナのマナクリ8枚、《むかしむかし》4枚のため土地は20枚に抑えました。3ターン目に緑トリプルを確実に揃えるために緑マナの出ない土地は0枚です。1ターン目でもタップインは許容できないので《神秘の神殿》も採用しません。青ダブルを要求するカードの採用は避けます。

○呪文
・《金のガチョウ》4枚
・《ラノワールのエルフ》4枚
・《むかしむかし》4枚
現ヒストリックで最も強いムーブの一つは1ターン目ガチョウ→2ターン目オーコです。1マナのマナクリ8枚、《むかしむかし》4枚を積んでこの動きに特化します。

・《王冠泥棒、オーコ》4枚
・《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》3枚
・《鉄葉のチャンピオン》4枚
「2ターン目にオーコもしくは2種7枚の3マナクリーチャー」が基本の動きです。ヨルヴォは伝説なので3枚に抑えます。

3マナが出せる状態で展開する優先順位はオーコ→ヨルヴォ→鉄葉です。
オーコ:2回起動すれば難攻不落となるので最優先
ヨルヴォ:サイズアップできる&後半になるとチャンプされやすい
鉄葉:回避能力持ちなので最後
ただし、返しのターンでオーコを落とされそうな場合はヨルヴォが先です。

ヨルヴォは+1/+1カウンターが4個載った状態で戦場に出る0/0のクリーチャーなので、オーコの起動型能力ですぐ鹿にすると7/7になります。特にグルールアグロ相手にしばしば使用します。

・《厚かましい借り手》2枚
汎用バウンスとしての運用となります。高速展開でマウントを取ってからテンポ勝ちするために使います。青青揃えるのが難しいのでクリーチャーとして戦場に出すことは少ないですが、ゲームが長引いた際は貴重な飛行クロックとしての活躍も見込めます。

・《意地悪な狼》4枚
除去&クロック展開を同時にこなす、中盤の攻勢を確定させるカードです。食物があれば全体除去でも生き残るため、食物のある状態で出せると良いです。

・《探索する獣》2枚
特に対原野ランプに有効な4/4速攻です。このデッキにとっては少々重い4マナ&伝説のため、メイン2サイド1と採用枚数を抑えます。速攻持ちのため、他の4マナアクションがあればそちらを優先します。

・《アーク弓のレインジャー、ビビアン》3枚
トランプル付与と除去で戦況をこちらに傾けることができます。使用感としては追加の狼+αです。-3によるダメージはPWに飛ばすこともできるのがポイント。上2つの忠誠度能力が単体で仕事をしないので、サイド後は1~2枚減らすことが多い枠です。

・《世界を揺るがす者、ニッサ》4枚
中盤・終盤の継戦能力の維持に貢献します。様々なデッキ相手に強く、ゲームが長引いた展開で輝きます。ハイドロイドを採用しないデッキだと莫大なマナの使い道が少ないのと、さらに序盤勝負に持ち込むサイド後は抜けがちな枠です。

※・《ハイドロイド混成体》0枚
3~4ターン目に2/2飛行を出しても盤面に与える影響は少なく、X=4で唱えられる頃にはすでに大勢が決しているため最初からメインでは0枚です。サイドに2枚ほど積んでいましたが、《霊気の疾風》等より軽いアクションのほうが重要なのでそちらに枠を譲りました。

 

【サイドボード】
・《夏の帳》2枚
対コントロール、対黒用。他に《霊気の疾風》回避にシミックフードや原野ランプ相手に1~2枚混ぜることもあります。が、そちらへは基本的に《霊気の疾風》を優先です。

・《樹上の草食獣》2枚
対アグロ用。1マナマナクリを火力で処理できる赤単・グルール相手に、ETBでマナを伸ばして0/3の壁が残る点が重要です。

・《軽蔑的な一撃》2枚
シミックフード、対原野ランプ用。狼・ニッサ・《迂回路》・各種全体除去が主要ターゲットです。

・《霊気の疾風》4枚
シミックフード、対原野ランプ、対グルールアグロ用。攻撃にも防御にも有用な1枚。

・《神秘の論争》2枚
対コントロール、対原野ランプ、対シミックフード用。クロックを展開しつつ妨害を構える方針に合致します。

・《打ち壊すブロントドン》2枚
対アグロ、他置物を用いるデッキ用。特に《エンバレスの宝剣》が主要ターゲットです。

・《探索する獣》1枚
対原野ランプ、対コントロール用。短期決戦を志向する場合は引く確率を上げるために追加します。


■デッキガイド

初手キープ/マリガン判断がこのデッキの重要な部分を占めます。
キープ基準は土地2枚、マナクリ1枚、3マナアクション1枚。《むかしむかし》はジョーカーとして、左のいずれか1枚でカウントします。2ターン目に3マナアクションできるハンドまでマリガンします。

2マリガンまでは上の基準でマリガンをします。2マリガンして動き出しが3ターン目なら妥協してキープです。極端な話、土地2枚と《金のガチョウ》《王冠泥棒、オーコ》の4枚でも勝てる可能性があるため、積極的にマリガンしてロケットスタートできるハンドを探しに行きます。


【対シミックフード】
基本的に攻撃側として振舞います。《ハイドロイド混成体》を採用している相手の方が長期戦に分があります。が、後手だと先にガチョウ→オーコ→狼と展開されて挽回不可能になることが多いです。《厚かましい借り手》、狼で攻守交替のタイミングを伺います。

サイドボーディング
Out:
《アーク弓のレインジャー、ビビアン》1
《世界を揺るがす者、ニッサ》3
 後手ならさらに《探索する獣》2
In:
《霊気の疾風》4
 後手ならさらに《神秘の論争》2

サイド後は3マナ域の展開で先行しやすい分、《霊気の疾風》や《神秘の論争》による妨害構えでテンポを取って勝利する展開が狙えます。
後手の場合は獣が狼に除去されて負ける展開を想定して獣をサイドアウトします。


【対原野ランプ】
一貫して攻撃側として振舞います。《死者の原野》からゾンビトークンが生成され始めると黄色信号、莫大なマナから《ハイドロイド混成体》が展開されるとほぼ赤信号です。全体除去は《王国まといの巨人》、《時の一掃》の他、強力なPWをまとめて吹き飛ばせる《次元の浄化》が採用されます。

サイドボーディング
Out:
ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》1
《厚かましい借り手》2
《アーク弓のレインジャー、ビビアン》1
《世界を揺るがす者、ニッサ》4
In:
《軽蔑的な一撃》2
《神秘の論争》2
《打ち壊すブロントドン》1
《探索する獣》1
《霊気の疾風》2

サイド後のカウンターは全体除去を弾くために使用します。《霊気の疾風》は全体除去そのものを弾くことはできないので、ランパン呪文を狙うことが多いです。探索する獣は確実に引きたいので1枚追加します。逆に《厚かましい借り手》は《霊気の疾風》に比べて使用できる範囲が狭く、ニッサは重い上に3/3が戦術的な意味が薄いので全てサイドアウトします。

【対グルールアグロ】
後手なら防御側としてゲームが進みます。先攻なら攻撃側としてゲームに入りますが、相手の展開が速い(《生革収集家》→《炎樹族の使者》→《ザル=ターのゴブリン》で2ターン目に8点クロック完成)場合は3/4/4を押し立てて盤面を保つ方針へ切り替えます。《エンバレスの宝剣》が降ってくる前に狼やビビアンで盤面を除去できれば勝勢、逆にフルパン=ほぼ《エンバレスの宝剣》構えの場合は敗色濃厚となります。

サイドボーディング
Out:
ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》1
《アーク弓のレインジャー、ビビアン》1
《世界を揺るがす者、ニッサ》4
 後手ならさらに《アーク弓のレインジャー、ビビアン》1
In:
《樹上の草食獣》1
《霊気の疾風3》
《打ち壊すブロントドン》2
 後手ならさらに《樹上の草食獣》1


《エンバレスの宝剣》対策に《打ち壊すブロントドン》は全てInします。また、《樹上の草食獣》で2ターン目に緑3マナを揃えつつ壁として序盤を凌ぎます。

 

【対その他のデッキ】
対その他アグロは対グルールアグロと同様に対応します。

対コントロール
・2ターン目オーコに対処できる動きが少ない
・狼がいるので全体除去への耐性がある
その上サイド後は
・《夏の帳》、《軽蔑的な一撃》、《神秘の論争》がある
ため、有利にゲームを進めることができます。

対ケシスコンボの場合、
・狼やビビアンで要所のクリーチャーを除去しつつビートダウンします。
・サイドに《墓掘りの檻》2を追加しても良いですが、殴り切ったほうが早いと思います。 (最初の頃は入れていましたが1回も使わないままサイドからも抜けました)

 

■さいごに:ヒストリックの今後

イオニアの登場で立ち位置が微妙ですが、Magic Arenaで遊べるスタンダード以外の有力フォーマットとして長い期間をかけて整備されていくことになると思います。今後のヒストリック大型大会やヒストリックアンソロジー2等、続報を待ちたいと思います。
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。