MTGで遊び倒す!

マジック:ザ・ギャザリングで遊び倒す話を延々とする

【ヒストリック】グルールアグロでミシック達成!(ゼンディカー後)

2020年10月期もヒストリックBO3でミシック&月末Top1,200(暫定)を達成しました。使用デッキはグルールアグロです。

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(↑シーズン終了まで1分未満の順位)

ダイヤTier4→ミシックを1~2日で駆け抜けているため、ランク戦に適した「速くて勝率の良い」デッキになっていると思います。

オムナス一時停止の影響

10月12日、ヒストリックにおいて禁止制限措置の変更がありました。

2020年10月12日 禁止制限告知|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

《創造の座、オムナス》:一時停止

《時を解す者、テフェリー》《荒野の再生》:禁止

《炎樹族の使者》:一時停止解除

最大のライバルであったオムナス・ランプの退場、そして《炎樹族の使者》が一時停止解除されたことはグルールアグロにとっては朗報です。また最大の壁であったオムナス・ランプが大幅に弱体化したことにより、今後さらに勝率を伸ばしていけそうです。

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ヒストリック環境の変化

「ゼンディカーの夜明け」以降、ヒストリックの環境も変化が見られました。

最大の変化は、《創造の座、オムナス》を核にしたオムナス・ランプが猛威を振るい始めたことです。

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オムナス・ランプはあまりに強力すぎ、前記の通りヒストリックでも一次停止となりました。

これにより、「ゼンディカーの夜明け」以前の環境に戻ったように思います。サクリファイスやスゥルタイ改め4Cミッドレンジ、《見捨てられた碑》を用いた茶単コントロールや、《海門の嵐呼び》+《新生化》コンボであるネオストーム、そして《炎樹族の使者》を取り戻したグルールアグロが主なデッキです。

とはいえ、「ゼンディカーの夜明け」前後と比較して環境の動きはゆったりになっているように思います。おそらく、スタンダード環境の健全化に伴い、ラダープレイヤーの多くがスタンダードに注力するようになったことが影響しているでしょう。

 

デッキリスト

ミシックTop1,200を達成した最終的なリストはこちら。グルールアグロミラーを意識した構成になっています。

グルールアグロ(ヒストリックBO3)

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※インポートリストは本記事末尾に掲載しています。

オーソドックスなグルールアグロのため、改めて書くことも多くありませんが、ポイントとなったカードについて書いていきます。

メインボード

《漁る軟泥》:メイン3枚

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ウーロやサクリファイスなど、墓地を利用するデッキが多いためメインで採用ですが、何枚も引くと起動のためのマナが足りず、ただの2/2では打点不足のため3枚。グルールミラーで勝敗を分けるカードであり、火力で除去されにくいタイミングを見計らってキャストすることが重要です。

 

《暴れ回るフェロキドン》:メイン3枚

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ウーロや軟泥等、ゲインするカードが多いためメイン採用。ネオストームへのちょっとした抑止力にもなります。グルールミラーではサイド後後手は全抜き、逆に先手は全投入です。 

 

 

《轟く叱責》:メイン3枚

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グルールミラーで重要な4点火力。3枚目の軟泥を取るため1枚減らしています。

 

《髑髏砕きの一撃》:メイン2枚

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土地カウントですが、たまに1点×2体のような使い方をすることがあります。テンポが重要のため、積極的にボルトインしていきます。枚数は2枚ですが、これはアンタップインに基本土地が必要なチェックランドの価値を落とさないためです。

 

《変わり樹の共生》:メイン2枚

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緑の神話裏面土地。これも土地カウント。ゲームが長引いてフラッドすることもあり、撃つ機会がそこそこあります。《グルールの呪文砕き》を速攻のモードで着地させると、何もないところからいきなり6点を叩き込むことができます。

 

サイドボード

《水晶壊し》:サイド2枚

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置物を使うデッキが減ったためサイドへ。サクリファイス・無色コントロール等、置物破壊が効くマッチアップが複数あるので、サイドからは抜けることはなさそうです。

 

 

 

おわりに

オムナス・ランプ環境下で

オムナス・ランプがリーガルだった当時、何でオムナスを握らなかったの?と聞かれると、正直わかりません。グルールアグロなら扱いに慣れていますし、オムナスミラーのプレイングが怪しかったからいうのもあります。トップメタであっても、ミラーで勝てないデッキは握らないようにしています。

 

意地という面は否定できません。オムナス・ランプの理不尽な強さを前にして、それに屈したくなかった、というのもあるでしょう。5ターン目に根本原理を撃ち、十数枚の土地と大量のクリーチャー・トークン、ウギンまで着地して、それでもマナが溢れているなんて、もはやヒストリックの範疇を超えています。

 

ランク戦に挑む人間としては、意地でトップメタを握らないというのは良い姿勢ではありません。今後オムナス・ランプを握る可能性もあります。が、今のところは、ひとまずグルールアグロで一定の結果を残すことができて良かったと思います。

 

2020年10月シーズンを終えて

前半はオムナスに苦しめられましたが、オムナス一時停止後は快適なグルール体験でした。やはり《炎樹族の使者》が強い!再び一時停止されないことを祈るばかりです。

近くカラデシュ・リマスターも実装予定で、また環境の変化が予想されます。管理人はカラデシュからの人なので、個人的にとても楽しみです。

 

今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

インポートリスト:デッキ以下の行をコピーしてMTGアリーナにてインポートしてください。

デッキ
4 ラノワールのエルフ (M19) 314
4 森 (ANA) 10
4 生皮収集家 (GRN) 141
4 根縛りの岩山 (XLN) 256
4 踏み鳴らされる地 (RNA) 259
4 ザル=ターのゴブリン (RNA) 215
1 山 (ANA) 8
3 轟く叱責 (ZNR) 170
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
4 グルールの呪文砕き (RNA) 179
3 暴れ回るフェロキドン (XLN) 154
2 探索する獣 (ELD) 171
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
3 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
1 エンバレス城 (ELD) 239
2 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
3 漁る軟泥 (M21) 204
2 変わり樹の共生 (ZNR) 215
4 炎樹族の使者 (GTC) 216

サイドボード
2 クロールの銛撃ち (GRN) 136
2 水晶壊し (IKO) 155
2 運命の神、クローティス (THB) 220
2 燃えがら蔦 (RNA) 161
2 削剥 (AKR) 136
1 漁る軟泥 (M21) 204
2 恋煩いの野獣 (ELD) 165
1 暴れ回るフェロキドン (XLN) 154
1 長老ガーガロス (M21) 179