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マジック:ザ・ギャザリングで遊び倒す話を延々とする

【パイオニア】青白コントロール調整録(ELD~MF名古屋)

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青白コントロール(パイオニア)調整録です。

2020/01/19:ELD期まで

マジックフェスト・名古屋まで2週間を切りました。「テーロス環魂記」発売直前(正確に言えばMOではすでにリリースされていますが)の調整中の青白コントロールです。


青白コントロール
(※「エルドレインの王権」まで)

土地:25枚
《神聖なる泉》4
《氷河の城砦》4
《灌漑農地》1
《廃墟の地》2
《ヴァントレス城》1
《アーデンベイル城》2
《平地》5
《島》6

呪文:35枚
《選択》4
《アゾリウスの魔除け》4
《封じ込め》1
《ドビンの拒否権》1
《検閲》1
《吸収》3
《不許可》1
《勾留の宝球》 1
《至高の評決》4
《排斥》2
《中略》2
《時を超えた探索》2
《スフィンクスの啓示》1
《時を解す者、テフェリー》2
《覆いを割く者、ナーセット》2
《ドミナリアの英雄、テフェリー》3
《太陽の勇者、エルズペス》1

サイドボード:15枚
《ニクス毛の牡羊》3
《黎明をもたらす者ライラ》2
《僧院の導師》2
《霊気の疾風》2
《即時却下》2
《安らかなる眠り》2
《ドビンの拒否権》1
《残骸の漂着》1

 

【土地】
《選択》や各種サイクリングがあるため25枚。《アーデンベイル城》によりフィニッシュ手段に頭を悩ませる必要がないのがありがたいです。
また、《ガイア―岬の療養所》を抜いて《廃墟の地》を増量しました。《変わり谷》《ロークスワイン城》《ラムナプの遺跡》、またミラーの《アーデンベイル城》など割りたい土地には事欠かないためです。

【クリーチャー】
クリーチャー除去を無駄牌にさせるためにメインはノンクリーチャー構成です。

【呪文】
《選択》4
《アゾリウスの魔除け》4
《至高の評決》4
現在の青白コントロールを支えるカードたち。特に《アゾリウスの魔除け》は、序盤の攻勢を捌く、PWを守る、最低でも1ドローに変換できるとあって非常に強力です。《選択》や各種サイクリングでこれらのカードを探して序盤を凌ぎます。

《ドビンの拒否権》1
《検閲》1
《吸収》3
《不許可》1
《中略》2

カウンター。《検閲》は対戦相手へのケアを強いることができ、終盤でも1ドローに変換できるため1枚でも挿しておきたいカードです。《不許可》は起動型能力や誘発型能力にも対応可能なため4枚目の《吸収》の代わりに投入。《中略》は《屑鉄場のたかり屋》など追放が欲しい場面があるため採用しています。

《封じ込め》1
アグロ耐性が低いと感じたため投入した5枚目の《アゾリウスの魔除け》。対黒単アグロ等、追放除去が活きる場面が多い。2枚目の採用は対コントロールの相性が悪くなりそうなため検討中です。

《拘留の宝球》1
《排斥》2
万能パーマネント除去。同名カードが並びやすいアグロデッキ用の追放除去として《拘留の宝球》を1枚。サイクリングでデッキの安定性を高めることもできる《排斥》を2枚。《排斥》はマナコスト4であり、《突然の衰微》や《ゴルガリの女王、ヴラスカ》に引っかからないことも地味な強みです。

《時を越えた探索》2
《スフィンクスの啓示》1
ドローソース。《時を越えた探索》は中盤~終盤以降にフィニッシュ手段(各種PW、《アーデンベイル城》)およびそれを守るカウンターを探しにいくために使います。《スフィンクスの啓示》はリソース回復もさることながらライフ回復としても重要です。

《時を解す者、テフェリー》2
《覆いを割く者、ナーセット》2
《ドミナリアの英雄、テフェリー》3
《太陽の勇者、エルズペス》1
PW。《太陽の勇者、エルズペス》は一度に3体ずつトークンを出すことができるため、横並びの相手に大量のチャンプブロッカーを用意したり、エルズペス自体を対処できない相手を大量のトークンで圧倒したりできます。

【サイドボード】
《ニクス毛の牡羊》3
対黒単、赤単(アグロ)。対アグロデッキへの耐性を高めるためにたっぷり3枚。

《黎明をもたらす者ライラ》2
対黒単、赤単、他ビートダウン。ライフゲインやPWを守る手段として。引く確率を上げるために2枚。

《僧院の導師》2
対ミラー、ランプ。対ミラーでは追加の軽い脅威として、対ランプでは早期決着を図るため投入。

《霊気の疾風》2
対赤単、緑系デッキ。色対策カードだが軽い妨害として強力。

《即時却下》2
対ランプ。《世界を壊すもの》《絶え間ない飢餓、ウラモグ》をキャスト誘発・本体まとめて1枚で追放できる。

《安らかなる眠り》2
対イゼフェニ、ドレッジ、他墓地利用デッキ。メインの勝ち筋を潰せるが、サイド後は別の勝ち筋を用意してくることが多いので油断できない。

《ドビンの拒否権》1
対ミラー。先手3ターン目の《時を解す者、テフェリー》に対抗できるのは大きい。

《残骸の漂着》1
対黒単、他ビートダウン。《変わり谷》を対処できる貴重な手段。

 

【マジックフェスト・名古屋に向けて】

現状でも数が多い黒単をはじめ、環境初期ゆえにアグロが多くなるとすると苦しい戦いになりそうです。ヘリオッドバリスタをはじめとして新アーキタイプが生まれると、なおのこと混沌としたメタになります。今週~来週に出てくる大会の結果を見ながら詳細な構成を詰めていこうと思います。

 

2020/01/29追記:TBD発売後~MF名古屋直前

《意味の渇望》

 

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パイオニア王2020冬では、このカードを軸にしたタイプの青白コントロールを使用しました。

このタイプは、《アゾリウスの魔除け》を採用せず《意味の渇望》《時を越えた探索》を4枚ずつ採用、土地も《寓話の小道》を4枚採用し、デッキを掘るスピードを高めたタイプです。

 

回してみた感触は次の通りです。 

■手応えのあった点
○《封じ込め》を4枚採用でき、アグロデッキへの耐性が上がった。(腐っても《意味の渇望》のディスカードに充てられるため無理なく4枚採用できる。)
○墓地が貯まりやすく《時を越えた探索》を連打できる。(《意味の渇望》の他《寓話の小道》も4枚採用し、墓地を肥やすスピードが速い)

■難しいと感じた点
○《意味の渇望》の使い方が難しい
・3ターン目は対戦相手への妨害に充てることが多く《意味の渇望》を唱えている暇がない。
・他のサイクリングカードの枠を削ったため土地3で止まることが増えた。
・土地も打消しもPWも捨てたくないため、無駄牌でもないのに仕方なく《封じ込め》や《拘留の宝球》を切ることが多かった。(序盤の安定性が低くなったことで中盤以降劣勢になりやすく、そのまま押し切られてしまう)

 

まとめると、3ターン目に妨害するか否かを的確に判断でき、かつドローしたカードの取捨選択も外さない場合に限る、プレイがかなり難しい構築という感触でした。

自分自身はマジックフェスト・名古屋では《アゾリウスの魔除け》を使用した従来型を持ち込む予定です。

 

《封じ込め》

 

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青白コントロールの2マナ単体除去では最も信頼できるカードの一枚です。これがあれば《屑鉄場のたかり屋》も《変わり谷》も《太陽冠のヘリオッド》も処理可能。これが腐る相手は青白コンと死の国ロータス、隆盛コンボ程度ですので、現状かなり積み得なカードと考えています。

 

《アゾリウスの魔除け》4枚+《封じ込め》1枚ではアグロ相手に脆弱(冒頭のデッキリストでは黒単にかなり不利)でしたが、《封じ込め》3枚に増やすことで相性をかなり改善することができています。黒単は相変わらず強力なデッキですし、死の国ロータスや5Cニヴ再誕に対抗するため赤単がアグロ寄りになっていることを考えると、4枚目をサイドに取りたいところ。

 

万能パーマネント除去には《排斥》を採用していましたが、4マナという重さが現在のパイオニアでは間に合っていないこと、致命的なパーマネントの多くがダメージ源(要するにクリーチャー)であることを考えると、《封じ込め》に寄せたほうが良いでしょう。

 

今回はここまで。サイドボードについては、マジックフェスト・名古屋に持ち込むリストと合わせて本戦終了後に更新予定です。最後までお読みいただきありがとうございました。