ランクマッチとメンタルの維持についての話です。
書きたいことは次のことです。
・テーブルトップのイベントは一発勝負だが、ランク戦は長期戦。
・何十敗するのが普通。一敗をただの一敗と割り切ることも必要。
・ひとりで黙々とやるとストレスが溜まりやすい。適度に息抜きをすることも大事。
よろしくお願いします。
はじめに
皆様はMTGアリーナのランク戦、楽しんでいますでしょうか。
私自身は、苦しいと感じる瞬間が多いです。
よほど勝率が高くない限り、「三歩進んで二歩下がる」の繰り返し。
昇格目前で連敗してランクの底を打つことも一度や二度ではありません。
もちろん、マジックというゲームは好きです。それは間違いない。
ミシックランク達成できれば嬉しい。それも間違いないです。
ただ、ランク戦というものがどうにも精神を刻むものと感じる瞬間が多い。
それもまた確かなのです。
メンタル面での調整がうまくいかず、プレイに悪影響が出ることもありました。
何度か失敗を繰り返すうちに、セルフコントロール方法がまとまってきたので、書こうと思います。個人的なやり方ですが、参考になれば幸いです。
「しょせんただの一敗」
アリーナのランク戦とテーブルトップのイベントには大きな違いがあります。
一敗の重みです。
多くの場合、テーブルトップのイベントはスイスラウンド+上位8人のシングルエリミネーション(SE)で構成されます。
大規模な大会にもなると、スイスラウンドだけで確定6~8回戦となり、一つの大会で行うラウンドとしては長期戦です。が、2敗した段階でTop8の可能性はほとんど消失します。
テーブルトップのイベントは実質的にダブルエリミネーションの短期決戦。二敗すれば実質的にイベントから敗退するので、一敗が断然に重いのです。1ラウンドにかける熱量もおのずと高くなります。
それに対して、アリーナのランク戦の場合、期間中は何度でもジョインすることができます。一定数以上の勝ち越しができればランクを上げることができるため、負けたらその分勝って取り返せばよいわけです。実際にランク戦に挑めば、よほど勝率が高くない限り、何十敗もすることになるでしょう。
ランク戦が苦行になる理由もここにあります。テーブルトップのテンションのままランク戦に挑むと、何十敗も積み重ねることが精神的に辛くなります。
負けは負けとして、しっかり反省して次に活かすのは重要です。しかしその一方で、負けに対する捉え方を軽くしましょう。自分のメンタルを守り、長く競技を続けるために。
「一人で黙々」の影響
自宅で一人で黙々と取り組むことによるメンタル面での影響も見逃せません。
テーブルトップのイベントの場合、試合で負けた悔しさやモヤモヤした思いがあっても、一緒に参加した友人との雑談や、対戦相手との感想戦で気分が晴れることが多いと思います。
話し相手がいなかったとしても、待ち時間にスマホでSNSを見る、ゲームをする、外の空気を吸いに行く等で気分を変えることも可能です。
それ対して、アリーナのランク戦の場合、ラウンドが終わったらすぐ次のラウンドに入れるため、前のラウンドで溜まったストレスもそのまま持ち越しやすいです。しかも、自宅だと周囲の変化に乏しいため、よく言えば集中しやすい、悪く言えば視野が狭くなりやすい環境です。
疲れていないように思っても、意外と心身に疲労が溜まっているものです。ときどき軽い運動を挟んだり、部屋の空気を入れ替えたりして、意識的に気分を変えていくと良いと思います。
そう思うと、テーブルトップで遊んだ時の「勝っても負けても楽しかった」というのは、一緒に遊んだ友人や対戦相手との対話があるからこそなのでしょう。
仮に負けても、対戦中盛り上がったとか、対戦後の感想戦で気付きがあったとか、もしくは解散前に一緒に夕飯を食べたとか。
このあたりが、テーブルトップに特有の体験だと思います。
おわりに
以上、ランク戦とメンタルについてでした。
ランク戦でモヤモヤした思いを抱えている人のヒントになれば幸いです。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。