月末のBO1スタンダードは、ランク戦の駆け込みもあって赤単が非常に多いと感じていました。今回は、「これだけ赤単が多ければ、その赤単をメタるデッキを持ち込めば連戦連勝なんじゃないか?」という単純な思考に至り、対赤単デッキを持ち込んだ結果に関して書きます。
ことのあらまし
月末も迫った2月27日、BO1スタンダードにせっせと励んでいましたが、赤単に何度も倒され、プラチナ2から思うようにランクを上げることができないでいました。
シーズン終了まであまり時間もなく、これ以上負けられません。それに何より、見え見えのフルパンエンバレス剣構えほどため息をつきたくなることもそうありません。ああまたお前かエクスカリバーよ。ブロック指定するマウスの何と重たいことか。
赤単と当たりすぎでは?というくらいにマッチングしていました。赤単をメタるデッキを使えば無双できる!という安易な考えに至るのも無理もないことでしょう。そんなデッキがあったら赤単だらけになっていないって
対赤単デッキを錬成する
赤単が嫌がることは何でしょう?
それは、ライフゲイン、タフ4以上、破壊不能です。ものすごい今更感ですみません
限られたリソースで20点削ってくるなら、10点ゲインすれば良い。火力で除去してくるなら、除去圏外のタフネスまたは破壊不能であれば良い。
白単を組むという考えに至るまでに時間は一切かかりませんでした。安直
《太陽冠のヘリオッド》《不動の女王、リンデン》がいる状態でパンチするとそれはそれはすごい打点と回復量になります。さすがの赤単も削り切れまい。
マッチング割合について
ところで、体感ではめちゃくちゃマッチングしていたように思う赤単、実際にはどの程度の割合だったのでしょう。
下の表は、2月29日までの間に白単でマッチングした116戦の対戦相手のデータです。
この集計上では赤単は全体の27%であり、他のアーキタイプに比べても多いですが、感覚とは異なり「赤単しかいない」ということはありませんでした。ただし、ラクドスナイトやグルールアグロを含めると全体の約1/3がエンバレス剣を使うデッキということになります。犯人はお前かエンバレス剣。
何はともあれ対赤単メタデッキを手に入れたわけです。さあさあランク戦へ。
ランク戦の結果
結果的に、赤単には大きく勝ち越しました。ラクドスナイトやグルールアグロにも勝ち越しているので、当初の目論見通りと言えるでしょう。
反面、青白コントロール・ジェスカイファイアーズ・ティムール再生/アドベンチャーにはものの見事にやられています。《轟音のクラリオン》《空の粉砕》・・・残当。
同じことを考えたか白単に当たる機会もそこそこ多かったです。同志よ。
振り返りのようなもの
「赤単に”は”強いデッキ」に仕上がったものの、他のアーキタイプに狩られる側になってしまい、トータルでの勝ち星は伸ばせませんでした。正直予想通りではありましたが・・・。
よほどアグロが増えてきた日にはこのようなアプローチも有効ですが、多様なアーキタイプが活躍する環境なら、あまり狙いを絞りすぎて構築を歪めるのは得策ではないということでしょう。
ところで、本文中に出てきたマッチ数と勝ち数カウント、手動ではなく、Untapped.ggというツールを使って集計しています。一度適用してしまえば自動で集計してくれる優れものです。本格的にランク戦に取り組む方にお勧めです。導入方法は下記(外部サイト)
MTGアリーナのトラッカー&解析ツールUntapped.ggの使い方 | はじめようMTGアリーナ|MTGアリーナ情報サイト
できるだけ勝率を上げて、少ない試合数でランクを上げられるようにしていきたいですね。
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。
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