新しいチャレンジャーデッキの発売が発表されました。
2020年4月3日に、新たな『チャレンジャーデッキ』が発売されます。お近くの店舗で開催されるスタンダードのイベントへ飛び込むための第一歩に最適な製品です!
75枚のカードが入った4つのデッキは、どれもスタンダードでよく目にする戦略をもとに組まれており、フライデー・ナイト・マジックでスタンダードを楽しめるようデザインされています。
(上記公式サイトより引用)
引用の通り、店舗大会ですぐにスタンダードを楽しめる構築デッキになっています。
箱を開けてすぐに戦える構成になっていますが、いくつか追加すると面白い(強い)と思うカードがあるので紹介します。今回は「刹那の蛮行」(シミックフラッシュ)編です。
シミックフラッシュとは
シミックフラッシュとは、シミックカラー(青緑)で組まれた、瞬速(”Flash”)持ちのクリーチャーを中心に据えたデッキです。普段はマナを立てた状態で試合を進め、対戦相手の動きを見て打消しやクリーチャーを唱える動きが特徴です。インスタントタイミングでの呪文の応酬という、マジックならではの動きが楽しめるデッキです。
構築済みデッキリスト
-土地(24)-
8 《森》
8 《島》
2 《神秘の神殿》
3 《茨森の滝》
2 《ヴァントレス城》
1 《寓話の小道》
-クリーチャー(22)-
4 《幽体の船乗り》
4 《塩水生まれの殺し屋》
4 《僻境生まれの保護者》
1 《厚かましい借り手》
1 《波破りの海馬》
4 《エリマキ神秘家》
4 《夜群れの伏兵》
-呪文(14)-
4 《選択》
2 《送還》
4 《火消し》
2 《悪意ある妨害》
2 《タッサの介入》
-サイドボード(15)-
3 《挽歌の歌い手》
3 《変容するケラトプス》
3 《霊気の疾風》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《否認》
2 《神秘の論争》
入れ替え候補カード(メイン)
《繁殖池》《神秘の神殿》※追加
一見地味ですが、《茨森の滝》のように確定でタップインする土地よりも、状況に応じてアンタップインできる《繁殖池》のほうが強いです。また、同じ確定タップインでも、1点ゲインよりも占術1で次のターンのドローを操作できる《神秘の神殿》の方が使い勝手が良いカードとなります。また、特に《繁殖池》は様々なフォーマットで使われるカードなので、まだ持っていない方はこの機会に入手してはいかがでしょうか。
《楽園のドルイド》
2マナ2/1のマナクリーチャーです。アンタップの状態であれば呪禁がつき除去されにくいため、マナクリーチャーとして安定的な運用が期待できます。このデッキは《エリマキ神秘家》《夜群れの伏兵》など4マナのアクションが強いため、2マナ→4マナ域にジャンプする手段の一つとして次の《成長のらせん》と並ぶ入れ替え候補です。
《成長のらせん》
立ち位置としては《楽園のドルイド》に近いですが、こちらは1ドローが付いていること、インスタントで唱えられること、除去による妨害を受けないことが強みです。カウンターを構えつつ、相手のアクションがない場合に唱える等、よりデッキの方向性にマッチしたカードです。
《厚かましい借り手》※追加
すでに1枚入っていますが、強力なカードですので増量オススメです。出来事モードではパーマネントバウンスとして、クリーチャー本体も瞬速持ち3マナ3/1飛行と、1枚で2度美味しいパワーカード。その分お値段も高いですが、チャレンジャーデッキに収録されるようになったので少し落ち着くのではないかと思います。
《老いたる者、ガドウィック》
青トリプルシンボルなので少し唱えにくいですが、攻防に活躍するカードです。青の呪文を唱えると対戦相手のパーマネントをタップできるので、戦闘前に対戦相手のクリーチャーをタップして攻撃を防いだり、逆にこちらの攻撃を通したりできます。
《ハイドロイド混成体》
スタンダードでシミックカラーを代表するパワーカードの一枚。序盤で失ったライフや消費したカードを取り返しつつ、中型サイズの飛行クリーチャーを盤面に残すことができます。次の《世界を揺るがす者、ニッサ》から出る莫大なマナを注ぎ込めば、大量ゲイン&ドロー、巨大な飛行クロックを投入することが可能です。
《世界を揺るがす者、ニッサ》
なぜか今回プレインズウォーカーが入っていない「刹那の蛮行」にぴったりなプレインズウォーカー。中盤以降の継続的なクロックの提供、使用できるマナの増加を一枚で実現するカードです。
サイドボード
《恋煩いの野獣》
一枚で1/1クリーチャーと5/5クリーチャーを展開できるカード。赤単などの速いアグロ相手に序盤の攻勢を凌ぐのに有用です。
おわりに
以上、チャレンジャーデッキのカスタマイズ候補カード紹介でした。「刹那の蛮行」も開けてそのままで結構強そうですが、何度か遊んでみてバリエーションが欲しくなったというときはここで紹介したカードを加えてみてはいかがでしょうか。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。