『チャレンジャーデッキ2020』、いよいよ4/3(金)発売です。
スタンダードで活躍する強力な戦略をもとに構築された『チャレンジャーデッキ2020』は、フライデー・ナイト・マジックを楽しむプレイヤーや最寄りの店舗に興味を持っているプレイヤーに最適な製品です。各デッキにはカード60枚のメインデッキと15枚のサイドボードが揃っており、そのままで十分に戦える内容となっています。(上記サイトより)
魅力的なラインナップも4種類同時発売とあって、どれを買うべきか迷っている方もいると思います。
結論から言えば、今回発売される構築済みデッキにはそれぞれ違った魅力があり、何を求めているかによってどれを買うべきか変化します。
一つずつ見ていきましょう。
「行軍の猛攻」(赤単)
序盤から攻勢を仕掛けるアグレッシブなデッキです。赤単は現行スタンダードでも様々な大会で活躍するアーキアイプです。
構築済みデッキの特徴は、現在大会で結果を残しているデッキリストに近い=追加で買う必要があるカードが少ないことが挙げられます。すぐに大会に持ち込んでみたい!という方にオススメです。
もちろん、追加でコレを入れたほうが強い!というカードもあります。それについてはこちらで解説しています。
「刹那の蛮行」(シミックフラッシュ)
インスタントタイミングでの動きを中心としたビートダウンデッキです。相手のターンに呪文を唱えることが多く、そのようなゲームで遊んでみたい方にオススメです。
また、パッケージにも描かれている《厚かましい借り手》が収録されている点も◎。「エルドレインの王権」のトップレアの1枚であり、一時シングル価格がかなり高騰していました。
構築済みデッキにはいくらか強化の余地があります。《繁殖池》が少々値段が張りますが、他はそこそこの価格で購入可能でしょう(《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を除く)。
「火炎の連携」(ジェスカイファイアーズ)
キーカード《創案の火》を軸にしたデッキです。
構築済みデッキとしては、マジックの世界の強力な魔法使い「プレインズウォーカー」をたくさん使えるのが魅力です。また、デッキにクリーチャーがたった3枚(!)しか入っていない点も特徴です。マジックの構築の奥深さを味わいたい人にオススメです。
一方、競技レベルの大会で結果を出しているジェスカイファイアーズとは構築が大きく異なるため、参加する大会のレベルによっては大きくテコ入れが必要だと思います。もちろん、大型の大会に出る予定がないなら特に問題ありません。
「最後の出来事」(コルガリアドベンチャー)
出来事を持つクリーチャーを中心に組まれたビートダウンデッキです。
《幸運のクローバー》を置いた状態で出来事を唱えると、呪文がコピーされます。例えば「クリーチャー・トークンを1体生成する」なら、これがコピーされて2体のトークンが出ます。アドバンテージを稼ぐ楽しさを体験したいならこのデッキでしょう。また、出来事デッキを組むのに必要なパーツを入手できます。
一方、黒緑の出来事デッキは「エルドレインの王権」発売直後に活躍しましたが、現在は青赤緑で組まれたものが多くなっています。これも大型の大会に出る予定がないなら特に問題ありません。強化パーツについてはこちらも参照ください。
さいごに
ここまで各デッキの特徴とポイントを書いてきました。前記の通り、どれも魅力的な構築済みデッキであり、何を求めるかによってオススメが変わるので一概に言えませんが、ここまでの説明でピンとこなかった方は下記を参考にしてください(注:筆者の私見です)。
■できるだけそのまま大会に持ち込んで戦いたい
→「行軍の猛攻」+強化パーツ(上記記事参照)
■金額的に得をしたい※
→《厚かましい借り手》収録の「刹那の蛮行」
※ただし、収録内容によって構築済みデッキの価格も変動するので、必ずしも得になると限りません。
新しいチャレンジャーデッキが発売されたことで、プレイヤーが増えてドンドン盛り上がっていったら良いですね。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。