『イコリア:巨獣の棲処』発売後、相棒カードが各種フォーマットで暴れ回っています。その中でも《夢の巣のルールス》は異次元の強さで、マジックにおけるあらゆるフォーマットの勢力図を塗り替えるほどの活躍です。
パイオニアで今や一大勢力なっているルールス・オーラ、キーとなるパーツの多くがスタンダードでもリーガルなことから、今回はスタンダード版ルールス・オーラについて書いていきます。
ルールス・オーラ(スタンダードBO1)
※インポートリストは本記事末尾に掲載しています。
オーラデッキは、キーとなるパーマネントの点数で見たマナコストが2以下であり、《夢の巣のルールス》の相棒条件に無理なくマッチさせることができます。《セデッサの勇者》が採用できないため、カラーは白黒2色。
オーラを付けたクリーチャーを《ケイラメトラの恩恵》《命の恵みのアルセイド》で守り、《きらきらしたすべて》で一気に打点を上げて勝つ、という点は従来のデッキと同じ。
従来のオーラデッキは、クリーチャーを守る手段も有限であり、クリーチャーを一掃されてしまうと立て直しが難しいという点がネックになっていました。《夢の巣のルールス》を採用することで、中盤以降に継続的にアドバンテージを取れる構成になっています。
アドバンテージその1:《命の恵みのアルセイド》使い回し
オーラを付けたクリーチャーを守ったり、逆に攻撃を通すときにアンブロッカブルにしたりと、攻防で活躍する《命の恵みのアルセイド》ですが、これを毎ターン使い回すことが可能です。
プロテクション付与→また唱えて戦場へ
— n-u-e@mtg (@m_t_d_mtg) 2020年4月29日
動きがインチキ pic.twitter.com/dPSFQVxWVI
必要となるマナも少なく、《夢の巣のルールス》の能力の主な活用方法になります。
↓対白緑オーラ。対戦相手の格闘除去エンチャントをかわしつつ、プロテクション緑を付与してダメージを通す!
アドバンテージその2:除去使い回し
軽量除去になる《死の重み》《モーギスの好意》も使い回すことが可能です。《夢の巣のルールス》を除去されない限り、対戦相手のタフ1、タフ2クリーチャーを毎ターン除去し続けることができます。
ここに《憎しみの幻霊》が絡めば、毎ターン除去&1ドローが可能。まさに異次元の動きを見せます。
このように《夢の巣のルールス》の能力を活かすことで、序盤を凌がれてしまった場合であっても、墓地からリソースを回復し、粘り強く戦うことができます。
↓対ジェスカイサイクリング。地上の攻撃はトークンで凌がれるも、ドローを進めて飛行持ちクリーチャーを引き込んで投入!
4~5ターン目で勝てるブン回りルートを持ちつつ、中盤までもつれても戦線を立て直せるあたり、《夢の巣のルールス》による恩恵が大きいデッキです。回していて非常に楽しいデッキですので、相棒を使ってみたい方は選択肢の一つとしていかがでしょうか。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。
インポートリスト
「相棒」以下の行をコピーし、MTGアリーナのデッキ編集画面でインポートしてください。
相棒
1 夢の巣のルールス (IKO) 226
デッキ
4 静寂の神殿 (M20) 256
5 平地 (THB) 279
2 ロークスワイン城 (ELD) 241
4 騒音のアフィミア (THB) 84
4 沼 (IKO) 268
2 モーギスの好意 (THB) 107
2 死の重み (GRN) 67
4 ケイラメトラの恩恵 (THB) 26
4 歩哨の目 (THB) 36
4 きらきらするすべて (ELD) 2
1 影槍 (THB) 236
4 命の恵みのアルセイド (THB) 1
4 歩哨の印 (RNA) 20
4 憎しみの幻霊 (THB) 101
4 神無き祭殿 (RNA) 248
1 アーデンベイル城 (ELD) 238
4 敬愛される王女 (ELD) 7
3 卓絶した特使 (THB) 40
サイドボード
1 夢の巣のルールス (IKO) 226