MTGアリーナでは毎週金曜日「自宅でFNM」開催中です。
今回のテーマは「職工」!コモンアンコモンによる限定スタンダード構築戦です。
職工の特徴は、なんといってもレア以上が使用できないところにあります。レア以上の強力なプレインズウォーカー他、最近猛威を振るっている「相棒」を使うこともできません。使用可能な多色土地が限られることから、3色以上のデッキはかなりのリスクがあります。
とはいえ、デッキの軸になりそうなキーワード能力はコモンアンコモンにも存在し、幅広いアーキタイプが成り立つ、多様な構築が楽しめるフォーマットです。
今回は、いつも職工イベントで使用している職工青単について書いていきます。
まずはデッキリストから。
職工青単(MTGアリーナ:職工)
軽量クロックをカウンターでバックアップして差し切るクロックパーミッションデッキです。呪文40枚中、実に32枚のカードがインスタントタイミングで唱えられます。職工だと《時を解す者、テフェリー》が使えないので、パーミッションが使いやすくて嬉しいですね。
《幽体の船乗り》《プテラマンダー》とも、序盤から飛行で確実にダメージを通し、マナの余った中盤以降はドローやサイズアップでさらなる脅威になります。対戦相手からするといずれのクロックも放置できず、除去で対応してきますが、除去を使わせることで、後続を盤面に保ちやすくなります。
《フェアリーの荒らし屋》《塩水生まれの殺し屋》はいずれもサイズアップが容易で、速やかにゲームを決めてくれます。カウンターやバウンスを駆使して除去されないようにしつつ攻撃を通していきます。
カウンター以外にも、《送還》《ラゾテプの板金》もクリーチャーを守る手段です。特に《送還》はどちらかと言えば自分のクリーチャーをハンドに戻し、瞬速ですぐに再展開、という使い方をすることが多くなります。
数少ないソーサリー呪文《翼ある言葉》は大体の場合2マナ2ドローできるカードになります。カウンターを構えつつ撃つことも容易で、手軽にハンドを増やすことが可能です。
職工青単のリストは『エルドレインの王権』で《フェアリーの荒らし屋》を得てから変更ありません。通常のスタンダードの構築で採用されるようなカードがコモンアンコモンにあることから、レアを使用せずとも高いパワーを持っているデッキになっています。
数ある特殊構築の中でも「職工」は奥が深い構築だと思います。今週も「自宅でFNM」、楽しんでいきましょう!
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。