MTGアリーナでは『イコリア巨獣の棲処』構築、開催中です(5/2~5/4)。
単独ブロック構築でありカードプールが狭いですが、3色の伝説のクリーチャーや変容等、いくつかデッキ構築の軸になるカードやメカニズムがあります。
しかし、頭一つ抜けているのがサイクリング。
そもそもサイクリングは現在スタンダードで一つのアーキタイプを張るデッキであり、構成も土地以外ほぼ『イコリア』のカードとあって、他よりもデッキパワーは一段も二段も上です。軽いクリーチャーを序盤に展開し、サイズアップや火力、トークン生成等で押すばかりか、詰めの火力も高出力(X=10を超えることもザラ)。
あまりに強力であり、イコリア構築はサイクリング一強の状態と言ってよいでしょう。実際、管理人がジョインした合計10戦、全ての対戦相手がサイクリングでした。
ここまで来ると、逆にサイクリングを攻略する側に回りたくなりませんか?
最初に持ち込んだスゥルタイ変容、青赤スペルでは為すすべもなく敗れましたが・・・
しゃああああ!!!!
— n-u-e@mtg (@m_t_d_mtg) 2020年5月2日
かったあああ!!!!
久しぶりに本気でガッツポーズしちゃったヾ(๑╹◡╹)ノ"
・・・
使用:ルールスサクリファイス
R1:WRサイクリング ○
R2:WRサイクリング ○
R3:WRサイクリング ○
R4:WRサイクリング ○ pic.twitter.com/Fa5oVDlxCd
ルールス・サクリファイス(イコリア構築):4勝0敗
※インポートリストは本記事末尾に掲載しています。
ほぼWRサイクリングにしか当たらないと把握していたため、デッキも対WRサイクリングに絞った構築をしています。
キーカードは《怪物の兵器化》。WRサイクリングはクリーチャーがなければサイクリングの価値が下がるため、先にクリーチャーを展開してきます。それらは全てタフ2以下のため、このエンチャントを張っておくだけで次々に除去することが可能です。(といっても、除去は他にもあるため、マリガンしてまで引き込む必要はありません。)
種となるクリーチャーは《囁く兵団》等で補充していきます。
《怪物の兵器化》が機能する前に展開されたクリーチャーは《死の重み》《恰好の餌食》で片端から除去していきます。《恰好の餌食》はサイズの上がった《繁栄の狐》を除去するためにできるだけ取っておきます。
高出力の《天頂の閃光》に耐えるためにはある程度ライフを高く保っておく必要があります。《夢の巣のルールス》の他、《靴かじり》の絆魂でライフを詰めつつ回復していきます。いざという時には接死付与で《繁栄の狐》を止めることも可能です。
《死住まいの呼び声》は墓地に落ちた《夢の巣のルールス》を戦場に戻すことも多いです。イコリア構築のWRサイクリングは《雷猛竜の襲撃》を撃ってくることがあるので、対応して《怪物の兵器化》で生け贄に捧げられるように土地を立てておきます。
↓《天頂の閃光》なんとX=12。《靴かじり》《夢の巣のルールス》で回復していた分がなければ負けている。
↓最後の詰め。上から《天頂の閃光》を撃たれてもその上から4点削り切れるので先に起動したが、スタックで撃たれる可能性は常に考慮しなければならない。
ちなみに、《天頂の閃光》をクリーチャーに撃たれた場合は、対応して生け贄に捧げることで、立ち消えさせる(対戦相手にライフゲインさせない)ことが可能です。
圧倒的一強というかなり特殊な状況ですが、サイクリングデッキを回す経験になると思うので、まだの方はジョインしてみてはいかがでしょうか。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。
『イコリア:巨獣の棲処』 トライオームのラバーマット出ました。
インポートリスト:相棒以下の行をコピーしてMTGアリーナにてインポートしてください。
相棒
1 夢の巣のルールス (IKO) 226
デッキ
4 囁く兵団 (IKO) 105
13 沼 (IKO) 268
9 山 (IKO) 271
4 死住まいの呼び声 (IKO) 78
4 怪物の兵器化 (IKO) 140
4 靴かじり (IKO) 76
4 死の重み (GRN) 67
4 鋸刃蠍 (IKO) 99
4 恰好の餌食 (IKO) 87
4 禁じられた友情 (IKO) 119
2 無情な行動 (IKO) 91
4 火傷吐きグレムリン (IKO) 108
サイドボード
1 夢の巣のルールス (IKO) 226