『イコリア:巨獣の棲処』でリリースされたカードたちが早くも大活躍しています。
しばらく鳴りを潜めていたイゼット・フェニックスも、強力なパーツを手に入れて再び勢いを取り戻しそうです。
今回は、『イコリア:巨獣の棲処』で追加されたカードで、イゼット・フェニックスを強化するカードについて取り上げます。
《スプライトのドラゴン》
2マナ1/1飛行速攻、それに加えて、果敢と同じ条件で+1/+1カウンターが乗ります。軽いスペルを連打するイゼット・フェニックスとの相性の良さは言うまでもありません。イゼット・フェニックスの弱点である墓地対策に関係なくダメージを刻むことができます。
息を吹き返した pic.twitter.com/PTLpEGz0jc
— n-u-e@mtg (@m_t_d_mtg) 2020年4月19日
墓地に依存しない、かつ軽くて高打点のフィニッシュ手段を得たことで、デッキパワーの向上が期待できます。
《安堵の再会》
カラデシュ以来の再録。コストとして2枚捨てる必要がありますが、2マナで3ドローは強力。《弧光のフェニックス》を墓地に送りつつ、スペルカウントを増やすことが可能です。2枚捨てるのはコストなので、打ち消されると悲惨なことになります。要注意。
普通に唱えればハンドは増えないスペルですが、今回意外な形で強化されることになります。
それがこれ。
《常智のリエール》
伝説のクリーチャーで、各ターンにはじめてディスカードするたび、その枚数に等しいカードを引くことができます。
上述の《安堵の再会》を唱えると、唱えるに際し2枚ディスカードする⇒《常智のリエール》の能力が誘発して2ドロー⇒《安堵の再会》解決で3ドローと、都合2ディスカード5ドローに化けるのです。
打点も墓地のインソーの枚数により上昇していくため、アタッカーとしても優秀。回避能力こそありませんが、《王家の跡継ぎ》で先制攻撃とトランプルを付与することで大ダメージを打ち込むことも可能です。
《雷猛竜の襲撃》
インスタントになり、追放効果が付き、1マナ軽くなった《標の稲妻》。再活がないため1回打ち切りですが、マナがシビアなイゼット・フェニックスにとって2マナで撃てることのメリットがはるかに大きく感じます。ただし追放領域を参照しなくなったので、墓地対策が入るサイド後は別の火力と入れ替えたほうが良さそうです。
以上が『イコリア』で追加されたカードの紹介です。
MTGアリーナで上記のカードを入れたリストを試していますが、どのカードも強力で、デッキパワーが大幅上昇した感触があります。
↓引きの良さもありますが、5ターン目にして5枚のハンドと盤面に《王家の跡継ぎ》、そして《弧光のフェニックス》が4枚!
ただし、現在猛威を振るっているガイガン(ジャイルーダ)ブリンクに対しては、《弧光のフェニックス》が点数で見たマナコストが4のため、墓地に落ちると取られてしまうという・・・
↓ボクのフェニックスを返してよぉ!!!泣
デッキの構成上、現在一大ムーヴを巻き起こしている「相棒」は採用できません。
(そういう人がいるかはわかりませんが、)相棒なしのデッキで立ち向かっていきたい人にとっては候補になるかも・・・?
爆発力があって楽しいデッキですので、興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

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