MTGで遊び倒す!

マジック:ザ・ギャザリングで遊び倒す話を延々とする

【MTGアリーナ】祝祭:ヘリオッドの栄光と「不滅の太陽」の紋章

f:id:naito-horizon:20200308163355p:plain

MTGアリーナでは特殊構築「祝祭:ヘリオッドの栄光」開催中です。各プレイヤーは「不滅の太陽」の紋章を持ち、初期手札6枚でBO1スタンダードを戦います。

「不滅の太陽」の紋章とは

本イベントの特徴は、「イクサランの相克」で収録されたイクサランにおけるキーパーツ、《不滅の太陽》の能力を持つ紋章です。

f:id:naito-horizon:20200308163900p:plain

PW封じ、追加ドロー、コスト軽減、全体強化と、元々6コストもする伝説のアーティファクトだけに能力も豪華。それがゲーム開始時から搭載されているとあれば、派手なゲームになること必至。イクサランのキーアイテムがなぜテーロスで?という点に触れてはいけない。

実は「不滅の太陽」の紋章、MTGアリーナ初登場。今後のイベントにも出てくる可能性が高いだけに、この機会にどのような構築ができそうか考えてみましょう。

(1)通常の構築

通常の構築にしても、全ての呪文のマナコストが①軽減されるため、通常よりも異常にテンポの速い展開になります。

f:id:naito-horizon:20200308165203p:plain

画像は通常のスタンダードでも使用可能なシミックフラッシュです。

しかし、「不滅の太陽」の紋章があるゲームでは、
《楽園のドルイド》は3/2呪禁のバッパラに
《海の神のお告げ》はインスタントの《定業》に
・《悪意ある妨害》は諜報付き《対抗呪文》に
等々、ムチャクチャな性能になります。

対戦相手も恩恵を受けているのでゲーム自体が楽になったりはしませんが、疑似的に異常なパワーカードを連打しているようなゲームになります。やばい、楽しい。

(2)イベントに特化した構築

もう一つは、「不滅の太陽」の紋章があることを前提に組んだ構築です。

紋章の能力により、全ての呪文のマナコストが①軽減されます。ということは、コスト①のカードは・・・

はい、フリースペル(ただで唱えられる)になります。

それを存分に活かしたデッキがこちら。

f:id:naito-horizon:20200308163359p:plain

合計16枚(《石とぐろの海蛇》はX=1で唱えれば0マナ2/2!)の0マナクリーチャーと、それを強化する《鋼の監視者》を中心に据えたデッキです。紋章で+1/+1修正を受けたロボット軍団で高速で殴り切って勝ちます。

《きらきらするすべて》も絡めてきれいに展開できれば2ターン目にして10点ダメージ+21点クロックという異次元の展開が可能です。

f:id:naito-horizon:20200308163358p:plain

最速3ターンで削り切ることが可能ですが、相手の展開が追い付いた場合は《羽ばたき狐》で空から殴ったり、《命の恵みのアルセイド》や《神々の思し召し》でプロテクションを付与したりしてブロッカーをすり抜けて勝ちます。

当然と言えば当然ですが、このリストは「不滅の太陽」の紋章がなければデッキとして到底成り立ちません。特殊イベント向けに組んだデッキで遊ぶのもまた楽しいですね。

「不滅の太陽」の紋章による影響

最後に、「不滅の太陽」の紋章があるゲームの特徴を挙げていくと、
・全体+1/+1修正のため、ライフが削れる速度が速い
・追加ドローがあるため、展開の息切れがしにくい
・マナコストに無色を含まないカードの価値が下がる。また、マナコストにXを含むカードは、Xで唱えるために払うマナは①少なくなる。

これらの特徴から、マナコストが大きいカードを1枚ずつ唱えるデッキより、1マナでパワー2や3のカードを連打して面で押すデッキが有力な傾向にあります。

上記の傾向を把握しておくことが、次回以降の「不滅の太陽」の紋章を扱うイベントでの構築の指標になると思います。

 

以上、長くなりましたが、「不滅の太陽」の紋章を使ったイベントデッキの紹介と考察でした。やり込み要素は減りましたが、相変わらず特殊構築は面白いですね。

今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。