MTGアリーナでは「続唱構築」開催中です。
続唱(ぞくしょう)とは、続唱を持つ呪文を唱えたとき、ライブラリーをめくっていき、唱えた呪文よりも少ないマナコストのカードがめくれたらそれを唱えてもよいというキーワードです※。通常、続唱というキーワードを持つカードに限られる効果ですが、続唱構築の場合は、「このターンに唱えた最初の呪文全てに続唱を持たせよう!」という何とも豪快なルールになっています。
※続唱の正確な定義はこちら:「あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、点数で見たマナ・コストがその呪文より低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、これにより追放されたすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」
スタンダードではなじみのないキーワードですが、モダンではこの続唱を持ったカード活かした(悪用した)デッキもあり、見る機会も多いキーワードです。(気になった方は《血編み髪のエルフ》やリビングエンドと検索してみてください。)
今回、大きな変更として《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》《時を解す者、テフェリー》(あと《運命のきずな》)が禁止されています。
本イベントは5勝で完走、2敗するまで遊べます。
長くなりましたが完走デッキです。何度も挑みましたが今回は難しい・・・
その1 【赤単ティボルト】 5-1
単純な赤単ではなく《無頼な扇動者、ティボルト》を混ぜるのには理由があります。それは、ライフゲインを軸にしたデッキがとにかく多い!
↑元凶その1 2マナを唱えると必ず出てくる構築になっているため、簡単に4枚揃う。その後は続唱からクリーチャー2体出てきて8点ゲイン。とてもじゃないけど追い付かない。
↑元凶その2 死後と組み合わせて何度でもライフドレインしてくる。元凶その1と組み合わせても凶悪。
それらのデッキにライフゲインを許すとあっという間に息切れになるので、《無頼な扇動者、ティボルト》でライフゲインを抑え込む必要があります。
↑《暴れ回るフェロキドン》亡き後、赤単が頼れるのは君だけだ!!
その2 【青黒カウンターレスコントロール】 5-1
続唱とカウンターは相性が悪いです。こちらから能動的にスペルを唱えたときにカウンターがめくれては損してしまうからです。それならばカウンターレスにして手札破壊と全体除去で組んでしまえ、というのがこちら。
↑《思考消去》からの続唱で《強迫》。これはスタンダードに舞い降りた《トーラックへの賛歌》なのでは・・・!?
《選択》がめくれるとが一見弱そうに見えますが、呪文にキャントリップ(しかも占術付き)が付いたと考えれば決して弱くありません。土地詰まりを起こさずに済みます。手札を失わずに相手の脅威に対処できるので、後半はハンドの枚数差で圧倒できます。
↑貴重なライフゲイン手段にして、除去と壁生成を兼ねる1枚3役。4積みでも良かったかもしれない。
最終的に《永遠神、ケフネト》や《戦慄衆の将軍、リリアナ》でゲームを終わらせにかかるのはいつも通り。
・・・
他のデッキでは、
・白黒アリストクラッツ
・ボーラスの城塞コンボ
あたりが当たった回数が多いです。いずれも大量ゲインを含むので、アグロには相当厳しい状況です。こちらもコンボを組むか、全体除去を含むコントロールかあたりが候補になりそうです。
続唱構築、呪文から呪文へ次から次へと唱えられていく爽快感ある楽しいイベントです。
まだの方はぜひデッキを組んで参戦してみてはいかがでしょうか。
おまけ
《アジャニの歓迎》で無茶苦茶されるの図。小さくてよく見えませんが、《アジャニの群れ仲間》、136/136まで成長しています。相手のライフは246あります。