MTGアリーナでは、現在「モミールの狂気」イベントを開催中です。
モミールとは:プレイヤーは基本土地12枚×5=60枚のデッキと「X、カードを1枚捨てる:点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー・カード1枚を無作為に選び、それのコピーであるトークンを1体生成する。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ、毎ターン1回のみ起動できる。」という能力の紋章を持ちます。プレイヤーは土地を並べ、紋章の能力を起動し、クリーチャー・トークンを戦場に展開して戦います。ランダム性がもたらす思いもよらないシナジーや、盤面がもたらす複雑なコンバット等、奥が深いフォーマットです。
MF横浜から帰ってきてさっそく5-0を記録。
本記事では、5-0した経験をもとに、「こうしたらうまくいった」というコツを書いていきます。運の要素が非常に強いですが、一定のセオリーみたいなものがあります。
■むやみに能力を使わない
せっかくなので毎ターン紋章を起動してクリーチャーを並べていきたいですが、手札の数には限りがあります。毎ターン土地セット+紋章を起動すると、先手なら6ターン目、後手なら7ターン目に手札が尽きてしまいます。
8〜10マナの怪物を出すためには2〜3回は紋章起動を我慢するターンを作る必要があります。X=4までは土地を置いてターン終了でOKです。
相手が序盤から紋章起動を繰り返し、運良く優秀なウィニーが多数生成された場合は、戦線を支えるためにこちらもX=3で起動することもあります。ただ、もともとウィニー戦術は成立しにくいです。(構築級のウィニーが安定して出ないため)
序盤は最小限の起動でライフ損失を抑え、後半に高マナ域での起動を連打して有利な戦線を構築していきます。最終的に9マナの《原初の災厄、ザカマ》や10マナの《動じない大ワーム》を狙います。ザカマ用に、山を優先的に設置していきましょう。
ここからは小ネタです。
○《テイサ・カルロフ》
このカードは、自軍全てのクリーチャー・トークンに絆魂と警戒を付与します。モミールで出てくるクリーチャーは全てトークンです。ということは、居るだけで自軍全てに絆魂と警戒を付与…!
スタンダードではオルゾフ・ミッドレンジに入るかな?程度でしたが、モミールではダメージレースを壊す怪物と化します。
↑ライフ55。最終的には100を越えました。
○《水底のドルイド、タトヨヴァ》
本体は3/3と5マナにしては物足りませんが、土地を戦場に置くたびに1ドロー1ゲインができます。モミールにおいて手札の枚数はそのまま自軍の数になるため、手札が尽きないというのはそれだけ強力です。
○《悪魔王ベルゼンロック》
本体は6/6飛行トランプルと高性能ですが、喜んでいる場合ではありません。
ETB能力で、土地以外のカードがめくれるまでライブラリーを追放していきます。ん…?ライブラリー全部土地だけど…?
はい。全部追放されます。
ただの自爆です。
一応、そのターン中に勝てれば問題ありませんが、次のターンになればライブラリーアウト待った無し。しかも本体は召喚酔いです。無理じゃん。
このような罠も潜んでいるので6マナ起動は少し勇気が要りますね。
とはいえ、6マナのクリーチャーは約60種類います。 (ラヴニカの献身まで)
ベルゼンロック様を引いてしまう確率は、同じ確率で出現すると仮定すると、わずか1.6%なわけです。
「ゆうて引かんやろ!! X=6起動!!」
あっ・・・(´・ω・`)
・・・
何回やっても全く違うゲームになるので本当に面白いです。まだの人は是非やってみてください。
今回はここまで。