皆さんがマジックで好きな色は何だろうか。
自分は圧倒的に”グリクシス(青黒赤)”だ。
なぜなら、この色は圧倒的にクールなプレイができるカラーだからだ。
ドローでアドバンテージを稼ぎつつ、ハンデス・除去・カウンターで相手の脅威を捌く。
ゲームをコントロールし切ったら、強力なフィニッシャーでゲームを終わらせる。
また、置物に触れられないと見せかけて、バウンスで不意打ちを食らわせるなど、意外性のあるゲームを仕掛けることもできる。
グリクシスカラーの場合、組むのはミッドレンジ~コントロールになる。自分はミッドレンジのほうが好きだ。相手の動きに合わせて攻守柔軟に動くことができる。コントロール気味に動くことも、マスト除去生物で圧倒することもできる。器用貧乏とも言われるが、あらゆるデッキに対応でき、極端な不利がない。
という理由から、グリクシスミッドレンジが最も好きなアーキタイプである。少し前の話だが、カラデシュ・アモンケット期のスタンダードには、《光袖会の収集者》・《つむじ風の巨匠》といったエネルギーパッケージ、《奔流の機械巨人》・《スカラベの神》といった2大フィニッシャーがあり、まさに理想的なグリクシスミッドレンジが組めた。
しかし、時代は下り、現行(~ラヴニカの献身)スタンダード。グリクシスミッドレンジはすっかりローグアーキタイプになってしまった。環境名人戦トップ8のスタンダードデッキがすべて違うアーキタイプになるほど多様性のある環境なのに、その多様性に加われていない。
かくなる上は、かつての名役者たちを使えるフォーマットに行くしかない。
そして、それは唯一”フロンティア”だけだ。
※フロンティア:晴れる屋さんとBIG MAGICさんのオリジナルフォーマット。
『基本セット2015』以降に発売されたすべてのエキスパションが使用可能。
ということで、世にも珍しいフロンティアの調整記のはじまりはじまり。
まずは、とりあえず適当にデッキを作成して大会に参戦してみた。
それが以下のリストだ。
デッキ名:グリクシス適当
成績は1-2-1
使用感としては「やっていることは劣化版コントロールデッキじゃねえか!」というもの。
ミッドレンジらしく「序盤からマスト除去・マストカウンターを叩き付けてカードパワーで勝つ」はどこへ・・・。
ということで今後見直しを始めます。
今回はここまで。